テルモ・ロドリゲスとodex  
     
   odexは1972年の設立から40年以上もヨーロッパのワインを日本に紹介してきました。その間ずっとこだわってきたのは「コストパフォーマンス」。おいしくてやさしいワインを日々楽しんでもらえるようなライフスタイルを目指すodexが選ぶワインはコストパフォーマンスのよいワイン。国際品種ではなく、その土地に古くからある固有品種だから。世界的に名の知れた有名産地ではなく、伝統的なワイン造りの文化と歴史のある今まさに有名になろうとしている産地だから。そして若くして世界的な成功をおさめながらも、容易に値上げをしない良心的な生産者だから。こそコストパフォーマンスのよいワインを造ることができると考えています。
 実はodexは1990年代の始めまではボルドーの古酒のインポーターとして知られていました。主に扱っていたのは1960年代から1970年代のコストパフォーマンスのよいプティミレジム。蔵出しのものを買っていたので今では信じられないような低価格で一流シャトーのワインが買えました。ちょうどソムリエという存在が日本においても広く知られるようになった頃、日本を代表するようなソムリエたちとともに度々ボルドーを訪れました。そのお礼としてボルドーからもいろいろなシャトーからプロモーションに来日してくれましたが、その中の一人、シャトー・コス・デストゥルネルのジャン・ギョーム・プラッツに当時まだ無名だったテルモを紹介してもらいました。時を同じくして「これから絶対に有名になる生産者だから」とワインの専門誌、ヴィノテーク誌から紹介してもらったのもテルモ。早速にテルモに会いにスペインへ行きました。テルモと一緒に車に乗ってスペイン中を回り、リベラ・デル・デュエロやプリオラートなどこれから有名になる産地を訪れて、テルモを始めいろいろな生産者のワインを輸入し始めましたが、テルモ以外の生産者はみんな世界的に注目を集めると同時に価格を上げてしまい、やむなく付き合いをやめざるをえませんでした。そのような中でもテルモはいくら有名になってもワインの価格をあげることがありません。ワインも人も常に自然体で無理がありません。今日では有機が注目を集めています。テルモのワインは有機だと自ら宣伝することはありませんが、以前から全て自然体で無理のない有機なのです。リオハでは多くのワイナリーの建物自身が自己主張し、自然な景観を損ねていますが、テルモのワイナリーは自然にとけ込むようなひっそりとした佇まい。外壁には廃材となったオーク樽を再利用しています。このワイナリーを見ればいかにテルモが自然体で無理のないかを物語ってくれます。
 真のコストパフォーマンスを追い求めるodexとテルモの絆は深く、2012年にはodexが発売を開始した「おいしくてやさしい、コストパフォーマンスのよい1890円までのワイン」というodexのコンセプトを具現化した4つのオリジナルワイン、Waの和飲にもルエダの白ワインwabisambaとリオハの赤ワインwassanovaの2つを造ることでコラボレーションをしています。
 
     
     
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